TK410
我が工房の主力機械、Knapp TK410です。木工万能機です。オーストリアで製造されているもので、日本の万能機よりもかなり多機能に出来ています。内容は、手押し鉋盤、自動鉋盤、昇降盤、横切り盤、モールダー(カッター&スピンドル)、モータイザー(横軸のボール盤のようなもので角ノミのような使い方をするみたいです。)の6種類です。
 この機械、多分日本にはまだ一台も入ってないようです。と、いう訳で実は実物をみたことがありません。3月に届く予定なのですが、非常に楽しみです。今後も使ってみた感想をこのページでレポートしていきたいと考えています。

3/26(土)待ち焦がれたTK410がやっと到着です。
考えていた以上に良い機械とみました。作りの合理性、部品の仕上げ等、まだ動かしていないのですが、見て触った印象は最高です。触っているだけでも楽しくなってくるような気持ちになります。きっと加工性能も素晴らしいに違いありません。
工房内に収まった、俯瞰の画像です。実は手前に見える白い部分がアルミ製のスライディングテーブルなのですが、付いていると思っていたエクステンションテーブルが付いていなかったのです。実はオオプション。ショック!。 梱包木枠の残骸です。これだけで重量200Kgくらいありました。
真横から名盤のついている側をみたところ。操作盤とかこれとかちゃんとデザインされていて特にメイン操作盤は美しいです。(右画像の右下の四角い部分) オプションで追加した長さ2000mmのスライディングテーブル。これで横切り可能長さが1800ミリを越えます。3*6のベニヤ縦に楽々切断です。標準では1500mm。
メイン操作盤側からの画像です。ノコと自動鉋盤はこちら側から使います。
中央の側面のメイン操作盤でモーターを切りかえるみたいです。モーターは4kwが三台ついてます。
スライディングテーブルの定規にルーペが付いていました、老眼の私には非常にありがたい。画像では分からないのですが、ルーペの前側にオートマチックのストッパーが仕込まれています。
ノコの平行ガイドもルーペ付きです。
中央のギザギザに見えるプラスチックの物体は、「押し棒」です。平行ガイドの上面にちゃんとホルダーが付けられています。
手押し鉋盤の定盤を跳ね上げて、自動鉋盤使用状態にしたところです。
手押し鉋盤を上から見たところです。上の方に見える丸みを帯びた白っぽく見えるのが安全カバーです。右手前がモータイザー部分です。このモータイザー非常に重く私一人では着脱不可能でした。 手押しかんな盤です。ガイドが日本の機械と違ってアルミ製です。定盤手前のミゾで固定する方式です。
かなり頑丈でした。
全ての定盤がそうなのですが、フラットではなく波状に仕上げてあります。おそらく滑りを良くするのと、小さな木屑対策でしょう。なるほど!。 オプションで追加した、ルーターユニットをセットした状態です。右側のリング状のものは、スピンドルのスペーサーです。この部品の仕上げは非常に美しく高精度です。
ルーターユニットのカバーを外したところです。内部奥側に見える六角ナットがスピンドルで、カッターを取りつけて面取り加工とか、ミゾ加工をします。